種類が豊富!REACH分析の方法は目的に合わせて選ぶ

REACHと化審法との比較

REACHと化審法ではそもそも目的が違う!?

REACH規制と化審法の目的の違いはどこに重点を置いていて作成されているかです。REACH規制の場合は人や環境の保護に重点を置いており、化審法は環境汚染による被害を未然に防ぐことに重点を置いています。

REACHと化審法では化学物質の審査方法が異なる!

新規化学物質の場合と既存の化学物質の場合でも審査は異なります。REACH規制では新規化学物質、既存化学物質に関わらず業者による登録と行政の評価が必要となりますが、化審法では新規化学物質の場合は事前審査が、既存化学物質の場合は安全性の点検が必要となります。

分析機関で依頼が多い分析の種類

no.1

高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)

ICP-AESの分析の特徴は多元元素同時分析や逐次分析が可能であるところです。また原子吸光法では分析することが困難なジルコニウムやタンタル、希土類、リン、ホウ素など幅広い元素が容易に分析できます。高感度で安定性も良いため様々な成分を分析するのに向いており汎用の分析手法として用いられています。

no.2

可視・紫外分光法(UV-VIS)

UV-VISは190nmから900nmに吸光を持つ成分の検出に用いることが出来ます。例えば芳香族やタンパク質などが測定可能です。また測定波長を分析したい物質の特定的な波長に合わせて分析を行うことで妨害成分の影響を少なくして測定を行うことが出来ます。

no.3

ガスクロマトグラフィー(GC/MS)

GC/MSは気体の分離にガスクロマトグラフィーを用い、気体の検出に質量分析を使う分析方法です。固定相に対する気体の吸着性や分配係数を利用して成分を分離し、分離した気体の成分の質量を測定することで成分の定性分析や定量分析に利用します。主に気体の分離分析に使用します。

no.4

液体クロマトグラフィー(LC/MS)

LC/MSは液体の分離分析に使われる分析方法です。液状のサンプルをクロマトグラフィーの原理で成分分離を行い、分離された成分の質量を測定することで有機化合物などの定性、定量を行うことが出来ます。主に液体の分離分析に使用します。

no.5

炎光高度検出器を用いたガスクロマトグラフ分析(GC/FPD)

GC/MSと分離する部分の手法は同じですが検出器が質量分析計ではなく、炎光高度検出器を用いた分析方法です。あまり感度が高くないことが欠点ですが空気中・排水中の硫黄化合物の分析や有機リンの分析、スズ化合物の分析などによく用いられています。

種類が豊富!REACH分析の方法は目的に合わせて選ぶ

実験

REACH分析の試験方法

REACH分析の試験は物理化学的性質や毒性学的性質、生態学的性質などに分かれており、これらの各項目に応じて試験方法は異なります。試験方法はOECD毒性試験ガイドラインや指令2004/10/ECに規定されたGLP 原則、またこれらの規則と同等だと認められた他の国際基準の原則などに記載されている方法に従って実施する必要があります。まだ測定方法が決まっていないものもあり成形品中の測定方法は今後確立されていく予定です。

REACH分析にかかる費用

REACH分析にかかる費用は依頼する会社によって変わってきます。また単一材料なのか樹脂、無機、有機、金属複合製品などの成型品なのかによっても異なります。一つの成分分析で価格を設定している会社もあればSVHCのリストに従ってセット料金を設定している会社などさまざまありますので目的に応じて会社を選択すれば費用を安く抑えることが可能です。調べる化学物質の量によっても料金が異なりますがREACH第1から17次174物質分析でだいたい20万円前後費用がかかります。

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